大徳寺月釜

撮影のお仕事を貰っているお茶関係の方より誘われ、素材取材も兼ねて京都に行ってきました。千利休の月命日に京都大徳寺で懸けられる月釜がメインイベント。なかなか行ける機会もないので、三千家の菩提寺「聚光院」に加えて「玉林院」「瑞峯院」でもお茶を頂いてきました。聚光院の茶室「閑隠席」は期待していったものの時間が悪かったのか40名程が通され、私たち含め三分の二以上の人は茶室と亭主の点前がまったく見えない、声も全く聞こえない状況で呈茶を受ける。3,000円と決して安くない席料を払い、何も見えない状態で向こうの客から総礼がウェーブのように廻ってくる。裏千家の有名な業躰の方が取り仕切っているように見受けられましたが、法要の場であるとは言え、もう少し何とかならないものかと、心が萎えてしまいました。 最後に訪れた瑞峯院の席では、山梨からお越しになった信玄菩提寺住職のお点前と暖かなおもてなし、重厚な道具の取り合わせ。幸運にも次客として席入りし、十五代 樂 直入のお茶碗で頂くことができました。お茶をやっていて本当に良かった。

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