StudioMOSO撮影思考フロー
最近、カメラの購入方法や撮影上達のアドバイスを求められることがあるので整理してみます。私がジャンルを問わず行う基本の撮影方法は以下の通りです。初心者の方には、遠回りのようで、一番自身のイメージを形にできる方法としてお勧めしています。
⓪時間の制約がない限り、カメラ本体の設定はMモード(絞り、SS、ISO、色温度)、RAW
①被写体と向き合い作品のゴールイメージを頭の中で描く。向き合う時間は多いほどいいのでロケハンができるに越したことはない。また、「どう見せたいか?」必要に応じて被写体に指示を出したり、移動させたりする作業も必要となる。
②絞り(被写界深度調整)→シャッタースピード(ブレ調整)→最後にISO(明るさ)の順番で自分の思惑をカメラ設定に反映させていく。
③三脚を据えて構図の決定。理論を知っていることより、日ごろから他の人の良い写真を数見ておいて、現場ではインスピレーションの方を優先する。
④フォーカスは機械任せでOK。追い込みたい場合はライブビュー画面で拡大して微調整
⑤データを現像完了するまで様々な方法で死守する
⑥RAW現像ソフトで「カメラの設定だけでは表現しきれなかった描写」や「イメージに近づけるためにトレードオフしたマイナス点の修正」を行う。